令和3年7月21日(水) 第74回
準々決勝 清原球場第1試合
|
|
|
球審:大山 | 一塁:木村泰 | 二塁:秋元篤 | 三塁:市村 |
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7
| 8
| 9
| 計 |
佐野日大
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 2
| 0
| 0
| 2
|
鹿沼
| 0
| 0
| 0 | 0
| 0
| 0
| 1
| 0
| 0
| 1
|
〔投-捕〕 露久保(78球)、大竹(33球)-高橋
〔三塁打〕中山
〔二塁打〕大竹
私立のシード校をギリギリのところまで追い詰め、勝利まであと一歩という好ゲームであった。
守りでは、先発した露久保が好投。6回までバント安打2本を含む単打3本に抑えた。
3巡目となる7回に2死2塁から長打2本を浴びて2点を失ったがこの頑張りが好ゲームを作った。
救援した大竹も無死の走者を出しながらも要所を締め、無失点に抑えた。
内野陣も相手打線の強烈な打球を確実に捕球し、アウトを重ねた。
捕手高橋は2盗を刺し、攻撃の芽を摘んだ。
両チームとも無失策の締まった試合であった。
攻撃では、1回、制球の定まらない相手投手から2四球を得て1死1・2塁。
ここで大竹が左中間への2塁打を放つも、タッチアップの準備をしていた2走が本塁を突けず、1走が挟まれてアウトとなり無得点に終わった。
7回には、中山が右中間への3塁打を放ち1死3塁。続く高橋の6ゴロの間に1点を返した。
得点された直後に1点を返す流れは素晴らしかった。
8回も走者を3塁まで進めたが得点できず、2-1で破れた。
42年ぶりのベスト8に進出し、選手達は持てる力を十二分に発揮した。
OBも楽しい思いをさせてもらい、大いに元気をもらった。
ここに感謝の意を表したい。
選手権大会に臨むこともできずに引退した昨年の卒業生の分まで、思い切りグランドを駆け回ってくれたことも嬉しく思う。
スタンドから観戦して1番強く感じたのは、選手同士のコミュニケーションがよくとれていたということである。
一つ一つの声に、グランドの選手はもちろん、ベンチの選手も呼応し、場面場面での意思疎通がよく図れていた。
また、試合前や試合中、ピンチであっても笑顔が見られ、リラックスして試合に臨む姿も印象的であった。
42年前、鹿高がベスト8に進んだ時、中田監督は違う高校の3年生であった。
その監督が60歳を迎える年に、選手権大会ベスト8に進出できたのも何かの縁であろう。
中田監督、ここまでのご指導本当にありがとうございました。